収入源が複数あるといい

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心穏やかに暮らし続けるには、生活を破綻させないことが基本になります。
そのためには、とりあえずキャッシュフローをプラスに保つことが肝要です。
稼ぎの範囲内で暮らせれば、貯蓄の多寡に関わらず、特別なことが起きない限り破綻は避けられるでしょう。
でも、もしその収入源が、細ったり枯れてしまったら?

1.収入源が単一の場合の問題点

単身世帯や片働き世帯の場合、例えば、収入源が給与のみだとすると、その給与が唯一の収入源ということになります。
いつまでも元気に働ければいいのですが、ある日突然働けなることもあり得ます。
病気やケガで働けなくなるかもしれませんし、業績悪化でリストラ(解雇)されるかもしれませんし、あるいは運悪く会社が倒産するかもしれません。

収入源が「企業からの給与」の1つだけだと、それが減ったり、途絶えた場合にはダイレクトに家計を直撃します。

貯蓄や保険があれば、それらを切り崩して生活は成り立つかもしれませんが、減り続ける残高を眺めながら暮らすというのは、とても心穏やか「ではない」でしょう。
それらは使えばなくなってしまうものだからです。

そこで私は「収入源の複数化」こそが最も有効な対策ではないかと思います。

2.いろんな収入源の候補

給与だけに頼らず、給与以外の複数の稼ぎがあったとしたら、もっと安定的にキャッシュフローをプラスに保つことができるでしょう。

結論から言うと、下記の4つから収入を得るのがたぶん吉。

・給与所得
・事業所得
・配当所得
・不動産所得

大きく分けると、
・人的資本を活用して稼ぐ方法(給与・事業)と、
・金融資本を活用して稼ぐ方法(配当・不動産)
の2つに分けられます。
要するに、自分で稼ぐか、資産に稼がせるか。

自分で稼ぐ方は、働けば働いただけ稼ぎやすいのがメリット。大卒初任給でも月20万円くらいでしょうか。
働けなくなると稼げなくなることや、時間や場所などの制約を受けることが多いのがデメリット。
2人以上の世帯は、とりあえず共稼ぎに移行するのが手っ取り早い方法かも。

一方、資産に稼がせるのは、自分が働かなくても収入が得られるのがメリット。
その代わり、多く稼ぐには元手も多く必要とされるのがデメリット。
月20万円 稼がせるには、例えば8,000万円を年利3%で運用する必要があります。
わお!

3.収入源を複数化するには

収入源を複数化するには、「自分で稼いで元手を貯め、投資して資産所得を得る」ことに尽きます。

人的資本は、働けばお金になりやすいけれど、働けなくなったらまったくお金になりません。
片働きから共働きに移行するのも良い方法ではありますが、根本的には給与所得の1種類だけですから、それだけでは不十分だと思います。

それを補うために、本人が働かなくても勝手に稼げる資産所得を増やすのはとても良い方法です。
ただし、資産所得をたくさん得るためには、元手もたくさん必要となりますので、必然的に人的資本で稼いだうちの一部を資産所得へ注ぎ込むことになります。

普通の会社員の場合、給与だけではどんなに節約したところで注ぎ込める資金には限界があるので、ここで事業所得を狙う必要が出てくるのです。

事業所得で結果が出れば、資産所得に注ぎ込める資金も格段に増やせますし、給与のみの状態からも脱却できるので、一石二鳥と言えます。
自分が倒れたらお終いという点では給与所得と同じですが、減給・解雇・倒産といった外部の影響をダイレクトに受けにくい収入源が新たに1つ確保できるでしょう。

それぞれの所得金額の大小は一旦置いておいて、とりあえず、「収入源が複数ある」という状態を目指すことが最も重要だと思います。

4.まとめ

自分の身に何か起きたら収入が減るかもしれませんし、最悪の場合、完全に収入が途絶えるかもしれません。

そんな場合に備えて、貯蓄や保険を準備しておく人は多いと思いますが、それらは使ったら減っていくため、「心の平穏」の観点からは必ずしも最善とは思えません。

個人的には、配当や不動産といった資産所得など、複数の収入源を確保しておくのがベストだと思います。

給与だけが唯一の収入源の場合、家計にダイレクトに影響を受けることになりますが、収入源が複数あれば、その影響はよりマイルドなものになるに違いありません。
まるで、たくさんの柱で支えられた建物が、そのうちの柱の一本が折れたくらいでは倒壊しないように。

ちょっとやそっとの事では収入が完全には途絶えなくなるとしたら、今まで以上に心穏やかに過ごせるようになるのではないでしょうか。

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